2024.3.2
今日は結婚発表直後であり、マスコミ報道もネット情報も随分と賑やかです。
大谷翔平選手は、2月29日(日本時間3月1日)キャンプ地で報道陣に対し、穏やかな表情で結婚について語っています。
2017年3月発行の「別冊カドカワ 大谷翔平」では、「教えて、翔平くん!」のコーナーで、プロサッカー選手・小野伸二さんとこんなやりとりをしています。
Q(小野伸二さん) 彼女はいますか? 好きな女性のタイプは?
さてさて、インターネットでは、元バスケ選手が取り沙汰されていますが、果たしてどうなのでしょう。まもなくわかる事でしょうから、静観したいと思います。
結婚は何歳を予定していたのか気になりませんか?
ところで、彼の“人生設計シート”では、何歳で結婚する予定だったのでしょうか、覗いてみました。
18歳〜30歳までの目標では、「26歳で結婚」とありますので、3年遅れですね。
大谷翔平選手は、2017年12月22日にロサンゼルス・エンゼルスと契約し、メジャーリーグに入団しましたから、入団も2017年と4年遅れですが、それなりに順調のようです
<大谷選手の年齢と具体的目標>
年齢 | 目標 |
---|---|
18歳/2013年 | メジャー入団 |
19歳 | 3A昇格 日本語マスター |
20歳 | メジャー昇格 15億円 |
21歳 | ローテーション入り 16勝 |
22歳/2017年 | サイヤング賞 |
23歳 | WBC日本代表 |
24歳 | ノーヒットノーラン!25勝を達成 |
25歳 | 世界最速175km/h |
26歳/2021年 | ワールドシリーズ優勝、そして結婚! |
27歳 | WBC日本代表 MVP |
28歳 | 男の子誕生 |
29歳/2024年 | ノーヒットノーラン2度目の達成 |
30歳 | 日本人最多勝 |
大谷翔平選手が、高校生の時書いた“人生設計シート”が素晴らしい。
大谷選手が花巻東高校の時に、佐々木監督の助言を受け書いたのが、“人生設計シート”です。
用紙上部に「大谷翔平 2010.12.6」と直筆が読み取れます。
真ん中に9つのマスで、チャートの核を作り、その外側にまた9つのマスで具体的で細かく書かれています。別名“マンダラチャート”ともいいます。
もちろん何度も書き直し、書き加えて完成させていったでしょうから、かなりの時間を要した事でしょう。
これを高校生の時に書き上げていたことに驚きます。
下の画像をクリックすると、見られます。↓
大谷翔平選手の“人生設計シート”の内容は?
概要
大谷翔平選手は、花巻東高校時代に、当時監督だった佐々木洋氏の指導を受け、人生設計シートを作成しました。これは、9x9のマス目の中に、中心に大きな目標を置き、周囲にその目標を達成するために必要な要素を書き出すものです。
●大谷選手のシート
大谷選手は、高校時代に「8球団からのドラフト1位指名」という目標を掲げ、それを達成するために必要な要素を以下の5つのカテゴリーに分類しました。
- 技術面: 投球、打撃、守備
- 体力面: 筋力、持久力、柔軟性
- 精神面: 集中力、メンタル、自信
- 知識面: 野球知識、体の使い方
- 人間関係: 家族、友人、指導者
●シートの効果
大谷選手は、このシートを作成することで、目標達成のために必要な具体的な行動を明確にすることができ、日々の練習に取り組むモチベーションを高めることができたと言われています。
●シートの内容
大谷選手が高校時代に作成した人生設計シートの内容は以下の通りです。
●中心目標
8球団からのドラフト1位指名
技術面:
- 投球: 160km/hの速球、制球力、変化球
- 打撃: 長打力、選球眼、ミート力
- 守備: すべてのポジションを守れる
体力面:
精神面:
- 集中力: 試合中常に集中できる
- メンタル: どんな状況でも諦めない
- 自信: 自分の能力を信じられる
知識面:
- 野球知識: 野球に関するあらゆる知識
- 体の使い方: 体の使い方を理解し、効率的に動ける
人間関係:
- 家族: 家族を大切にする
- 友人: 仲間と協力する
- 指導者: 指導者に感謝する
●シートの公開
大谷選手は、2014年に自身のブログで人生設計シートを公開しました。
その結果、多くの学生やアスリートが目標達成のためにシートを活用するようになりました。
●シートのその後
大谷選手は、メジャーリーグ移籍後も人生設計シートを活用し、目標達成に向けて日々努力を続けています。
●その他
人生設計シートは、目標達成だけでなく、自己分析やキャリアプランニングにも役立ちます。大谷選手の人生設計シートは、目標達成のために有効なツールと言えるでしょう。
<参考文献>
- 大谷翔平 オフィシャルブログ
- 佐々木洋著「夢をかなえる人生設計シート」
●アメリカ教育省が異例すぎる声明
大谷選手がアメリカやカナダに、どれだけ影響をもたらしているか、下のYouTube番組を楽しみながら見て下さい。
♪ここからは読み飛ばしOKです♪
マンダラチャート海外採用ニュース
近年、マンダラチャートは海外でも注目を集めており、様々な企業や組織で採用されていますので、いくつかの例をご紹介します。
1. 米国の大手コンサルティング会社
米国の大手コンサルティング会社であるマッキンゼー・アンド・カンパニーは、マンダラチャートを問題解決や意思決定のツールとして活用しています。
2. 英国の教育機関
英国の教育機関では、マンダラチャートを学生の学習目標設定や進路指導に活用しています。
3. インドのIT企業
インドのIT企業であるインフォシスは、マンダラチャートを社員の目標設定やパフォーマンス管理に活用しています。
4. 日本の企業
日本でも、トヨタ自動車やパナソニックなどの大手企業が、マンダラチャートを経営戦略やプロジェクトマネジメントに活用しています。
インドの学校で活用事例が面白い
インドの学校でのマンダラチャート活用事例はいくつかありますが、具体的な事例をご紹介しますと・・・
1. デリーにある私立学校「The Shri Ram School」
この学校では、小学5年生の算数の授業でマンダラチャートが活用されています。
具体的には、生徒たちに分数や小数に関する問題を解かせ、その解答をマンダラチャートに書き込ませることで、視覚的に理解を深めるという方法です。
(分数の回答を書いたチャート図、イメージできますか?)
2. ムンバイにある公立学校「St. Xavier's High School」
この学校では、中学2年生の英語の授業でマンダラチャートが活用されているそうです。
具体的には、生徒たちに英文を読んで内容をまとめさせ、その内容をマンダラチャートに書き込ませることで、読解力や語彙力を向上させるという方法だと。
(このチャート図もよくわかりません)
3. バンガロールにある教育NGO「Teach For India」
このNGOは、インドの教育格差を解消するために、教師の指導力向上プログラムを実施しているそうです。そのプログラムの中で、マンダラチャートが教材として活用されていると。
具体的には、教師たちに授業の目標や内容をマンダラチャートに書き込ませることで、授業の計画性や効果を高めるという方法ということです。
大谷選手の影響で導入された?
大谷翔平選手がインドでも人気を集めていることは事実ですが、上記の事例は大谷選手の影響とは関係なく、インドの教育現場におけるマンダラチャートの活用事例として紹介されています。
インドでは、近年、教育改革の一環として、新しい教育方法が積極的に導入され、マンダラチャートもその一つであり、今後もインドの教育現場でますます活用されていくということのようです。
<最後に独り言・・・>
この“マンダラチャート”を私も社会人となり、管理職になりたての頃、ある教育研修プログラムで書いた記憶があります。
その時は、空白のマスが多く、未完成のまま宿題として持ち帰りました。(ああ恥ずかしい!)
長々と書いてしまいました。ここまでお付き合いいただきありがとうございます。